男気

背水の緒方 来季も控えならユニ脱ぐ

 広島・緒方孝市外野手(37)が15日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、31%ダウンとなる4500万減の1億円でサインした。今季は右手薬指骨折の影響などで81試合の出場にとどまり、打率・284。終盤は代打要員となった。来季へ向け「控えならユニホームを脱ぐ」と背水の決意。開幕センターで「3割30本」と大きく目標を掲げた。
 来季でプロ21年目、この25日には38歳になる。選手生命の危機に陥らせた幾たびのケガも、不屈の精神力で乗り越えてきた。そんな鉄人が、初めて口にした。
 「来季の起用が今季の後半と同じようなら、控えなら、ユニホームを脱ぐ時期が来る」
 自らをギリギリまで追い込んだ。“引退”を覚悟した言葉。それは同時に、自身とポジションを争う若手に対する強烈な宣戦布告だった。
 「センターでいきたい。外野で打球に対して思うプレーはまだできる。それに、今いるカープのメンバーの中で、ずぬけている、こいつには勝てないという選手はいない、と思っている」
 今季は開幕「センター・1番」ながら、5月4日のヤクルト戦(神宮)で右手薬指に死球を受け離脱。腰痛もあり、約1カ月半も1軍を離れた。復帰後もブラウン監督の若手起用の方針や、右肩痛の影響で、主に代打要員に甘んじた。
 だが、緒方は言い訳を一切口にしない。2時間に及んだ契約更改交渉でも、金額の話は一瞬で、チームに関しての話題に終始した。4500万ダウンを文句も言わずのんだ。81試合出場で打率・284、6本塁打、29打点を一番許せないのは自分自身だった。
 「言える材料は何もない。ケガが治って復帰してからの成績も主張しようとも思わない。1年通しての数字がすべての世界だから」
 気持ちをすでに来季に向けた。今季終了後、すぐさま福岡の専門医の下で右肩を治療。年内は大野練習場でリハビリし、キャッチボールを再開する。2月1日からの春季キャンプも例年通り、宮崎・日南スタートでじっくり体をつくり上げる。
 来季の外野サバイバルを明言するブラウン監督とも、帰国前に話し合った。そこで「来年は勝ちにいく。力を貸してくれ」と告げられた。
 来季目標を「3割30本」と言いきった。大きな数字だが「開幕から出れば、それくらいは当たり前」と平然。“不死鳥”緒方が来季、再びよみがえる。

カッコイイ!!
緒方の発言かっこいいわぁ〜w

  • 「今いるカープのメンバーの中で、ずぬけている、こいつには勝てないという選手はいない、と思っている」
  • 「ケガが治って復帰してからの成績も主張しようとも思わない。」
  • 「開幕から出れば,それくらいは当たり前」

契約更改で保留の選手*1と比べると,ちょっと男気を感じる.
というか,日本人っぽい.
ちなみに,お金が欲しい評価してと主張するのも悪いことではないと思う.
年に1回の評価だし,人生かかってるわけなので.当然といえば当然.


とにかく,緒方選手には頑張ってもらいたいです.

*1:公傷だとか,怪我前の成績はとか